大阪で骨董品の査定と買取を検討する際のコツ
急に骨董品を処分しなければいけなくなって困った方はおられないでしょうか?
大阪は骨董品の出やすい場所です。急に骨董品の処分に関わるようになった場合にどうすれば良いでしょうか?
ここでは骨董品の買取の一般論と、どのような業者を選べば良いかを説明をします。
大阪と骨董の関係
大阪は昔から日本の経済的な中心地で、特に骨董品として流通しているような品が作られた時代においては大変栄えていた都市でした。また中国や朝鮮半島など外国との関係も深く、唐物なども多く入ってきた土地です。そのため古い家の裏などに大変価値のある骨董品が眠っていることがよくあります。
例えばずっと家宝としていたとか床の間に飾るなど、家の方がその骨董品の存在を意識していれば良いのですが、全ての骨董品がそのように扱われているわけではありません。多くの場合、それらは家の奥や蔵に眠りっぱなしになっています。そして建て替えや遺品整理の時に、普段骨董とは全く無関係の人が急にそれに向かい合わなければいけなくなるということがよく起こります。大阪はそのようなことが起こりやすい所であると言えるでしょう。
大阪での骨董品の売却方法の種類
骨董を売却するには、自分で売却する方法と、骨董業者に買取りをしてもらう方法があります。
自分で売却をする場合は、骨董市や蚤の市などの市場に持ち込む方法、オークションにかける方法、そしてインターネットを利用する方法があります。
どの場合でも、メリットは予想外の高値がつく可能性があることです。しかしそれは逆に価値のある骨董品を安い価格で手放してしまうリスクもあるということです。また運送時の破損や買い手とのトラブルなどのリスクを自分で抱えることになります。オークションサイトを利用する場合は、こういったリスクをある程度業者が持ってくれる場合はあります。どこまで持ってくれるかは手数料次第ですので一概には言えませんが、基本的にはリスクは自分で負うものであり、自分で売却する方法は、売却そのものも骨董収集の楽しみの一つと考えられる方のためのものと言えます。
骨董業者に買取りをしてもらう場合は、その買い取り業者が鑑定と査定をして買い取ることになります。その買取業者は、次は自分の責任で同業者間の取引やオークションなどで販売をします。査定ミスや購入者とのトラブルなどのリスクは買取業者が負うことになります。自分自身が楽しみとして骨董を取り扱うのではない時は、こちらの方が良いでしょう。
業務で骨董品の査定と買取りが必要な業界
仕事として骨董に関わることが多いのは、税理士や司法書士、または不動産業界の方です。これらの仕事ではクライアントの遺産相続や財産整理などの際に所有品の査定や売却が必要になることがあるからです。土地や建物や有価証券なら、査定額の見積もりも難しくないのですが、骨董品は簡単に査定できるものではありません。しかし、しないというわけにも行きません。もし急に査定が必要になった場合にこのような業者を知らないと、競争相手に対して不利になってしまうかもしれません。
家の建て替えや遺産整理における骨董の査定と買取り
大阪は昔から朝鮮半島や中国との繋がりが強く、経済的な中心地として栄えてきました。そのため昔から裕福な商人や豪農が多く、家族や親戚のどなたかが亡くなった時の遺産整理で骨董らしきものが見つかることがあります。その時に処分してよいものかどうかわからずに困るということもあります。普段の生活では意識していなくても、家系上は昔でいう当主の立場にあり、遺産整理などの際に当主として、財産処分の責任者となってしまうケースもあります。
これは家の建て替えの時も同じことが起こります。大阪の郊外の新しい家は骨董とは関係のないライフスタイルだとしても、地方や市内の実家が問題となります。普段は地縁や歴史を気にせずに生きていても、たまに遠い親戚が亡くなった時に昔の蔵を改めなければならなかったり、名前を聞いたことない親戚が骨董品を集めていたりすることもあります。そのような時に収蔵物の価値を見極めることは簡単にできることではありません。
意外なものが骨董品であった、という場合もあります
いかにも旧家といったところのいかにも骨董品というようなものだけではなく、比較的新しい家の引っ越しや荷物の整理でも、このような問題は起こり得ます。
骨董と言うと伊万里焼や茶道具や掛け軸などが思い浮かぶのですが、骨董市場で流通しているものはもっと幅広く、世間一般でイメージされている骨董品よりも多くのものが買取り可能かもしれません。集めていた当時は価値がないと思われていたコレクションに意外な買取り額が付くこともありますし、本人にとっては価値と感じられないガラクタであっても、別の好事家にとっては大切な宝物であったりします。
例えば買取業者で「その他」といったジャンルに分類されるものには、着物や和装小物、昭和レトロ、おもちゃ、古小家具、贈答品、ブランド品、貴金属、勲章、軍装などがあります。これらの全てに価値があるわけではないので、判断はプロでないと難しいものがあります。身近にこれらの査定ができる人がいれば良いのですが、そういった人はなかなかいません。いかにも骨董品のような、最初から価値があるかもしれないと見込めるものは、買取査定に出そうという意思決定もしやすいのですが、価値があるかないかわからないものに手間をかけるのは、なかなか自分でも決めづらく、周囲に反対する人がいるとやりにくいものです。ですので、こういったものを頼みやすい買取業者を知っていることは、大阪では便利なことであると言えるでしょう。
優良な業者の条件とは何か
骨董業界には色々な業者がおり、それぞれ得意分野が違いますので、誰が良くて誰が悪いとは一概には言えないのですが、ここでは骨董やアンティークに普段あまりなじみの無い方が、遺産相続や引っ越し、家屋の建て替えなどで査定が必要になった場合に、どのような業者に頼めば良いかというケースに限定して考えてみます。
まず大切なことは買取専門ということです。これは買取りできる品物の幅を広げるためです。
もちろん骨董品の中には、専門性や地域性が大切なものもあります。特に出所がはっきりしている大規模なコレクションだという場合は、専門性が大切な要素になります。
しかし、今ここで想定しているケースのような、骨董品の収集家ではないという方にとっての買取査定で重要なことは、買取りの幅の広さとなります。骨董は焼き物や掛け軸だけではなく、昭和中期の仮面ライダーやウルトラマン関連グッズなどもアンティーク市場で流通しています。しかし伊万里焼の専門家に仮面ライダーの鑑定を依頼することはあまり現実的とは言えません。逆もまた同じです。
想定しているようなケースでは、伊万里焼から仮面ライダーまで、どのようなものが出てくるか分かりません。どのようなものが出てきても対応できる、取扱幅の広い業者が必要になります。それは買取専門であるほうが幅広く出来るのです。
また支店網の充実も大切な要素となります。査定には出張が必要になることもあり、そのため買い取り業者が実際に立地する場所は、なるだけ近い方が好ましいものです。しかし前述した幅広い取扱い品目ということを考慮すると、大阪で入手したものであっても、東京や九州で販売することもできるといったような、広域的な販売力が必要となります。この二つを同時に満たす業者とは、日本全国に数多くの視点を持つ買取専門業者になります。